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宇和島パールカップ 2007 
セーラーズムーン−U レポート

レポートBy S+I

4月28日 晴れ 朝から天候も良く出港にはもってこいだ。前日までに艇の準備は完了している。エンジンの整備はもちろん、荷物の積み下ろしからハル、キャビンの掃除までほぼかんぺきだ!・・・船底塗料もかなり薄くのばしておいた。

当日の食料を積みオーナーN氏の「ほんじゃ、でるでー?」の掛け声で出港!心なしか同乗するクルーのI氏にT氏、オーナーN氏皆笑顔。楽しみにしていたのだろう、自分まで楽しいような気になる。しかしメインを揚げジブを出し一段落すると誰かが言う。

「なんか喰うかい、しんちゃん。パン出して!」・・さっきまでの爽やかな空気は・・?

おのおの取り出した食物を頬張っているとT氏が僕に「しんちゃん、ハイカラな物を食べよんな。」と一言。コンビニのレーズンパンなんですが?

朝食は済んだが風は弱くほぼ機走状態で佐賀関を越える。と、風が上がってきた!その後は実にスムーズに艇が進み宇和島沖までらくらくと。途中明日に備えてスピンの練習など少々。ふと辺りに目をやると、どこかで見たことのあるレーサー艇?が!!徳山のP・STORMだ。向こうの島が透けて見えるような凄いセールで走っている。うちの艇もいつかは!

現地には夕暮れ前には着く。既にたくさんの参加艇が所狭しと舫っていた。先に着いたSM3に横抱きにし上陸、すると親方のHPが鳴り響く。どうやら昨日修理した船の調子が芳しくないらしい。現地までの交通手段がない為「ひとっ走りレンタカー借りて来い。」と親方。

ひとっ走りで2軒まわるも借りることが出来ず、最後の1軒でGETするも制限時間付きなので断念。連休恐るべし!!ひとっ走り港に戻りその旨を伝えるとその船は何とか自走できるとのこと。一息つきエントリー等の為徳田さんの元へ行き、その後近くのビジネスで入浴。風呂を出ると次はやはり飯!宴の席が設けられている居酒屋『ほうぼう』へ。

落ち着いた店内に、カワイイ店員さん、たくさんの山海の幸に、旨い酒(僕は呑まないが)皆の陽気な談笑。これがあるからみんな楽しめるんだなー、と思った。ひとっ走りが効いていて早く眠ってしまいたかったが、港に着くと「よし!準備するか!!」と誰か言う。荷物の奥からじゃらじゃらとそれを出し戦闘開始!!・・それ?それは中国三千年の歴史と知性と欲望の遊戯、麻雀!!SM2のN氏、T氏、SM3のA氏、佐伯のN氏と卓を囲む。深夜まで熱戦が繰り広げられるが結果は・・A氏の一人勝ち。いったい何しに来たのやら・・・?明日に備え床に就くが悔いが残る勝負の為、なかなか寝付けない。明日は大丈夫なんだろうか?

4月29日 晴れ

0600起床、朝の支度をおえて 0800艇長会議のあと出港した。

スタート海面は微風、ラインが長いので(300m以上?)どっちのエンドにするか見通視のラインを流して高さを見る。 結局アウターよりからスピードをつけて、ジャストスタート(永井艇長カッコイイー)そのままスピードモードで他艇より前に出たかに思えたが5分後にはどうも本部船よりからの集団に被せられた様だ、一時は5〜6mの風になり、2〜3回振れタックしたが結局上マークに近いスターボータックを我慢しながら延ばした。

上マークを20番手で回航、日ごろの練習の成果か30秒でスピンアップに成功し、先行艇にかなり接近するがレグの中間地点で無風状態になってしまった。

このころトップ集団は最後のマークを回り、ポートの片上りでフィニッシュしている。

こちらはスピンをなんとか潰さずに我慢の走りで着順17位であった。

長い長ーい半日を終え帰港、フィニッシュ後親方はSM3でそのまま別府へ。仕事?の都合の為SM2のT氏もこれに便乗した。アフターパーティー会場で入浴できるとのことなので艇のかたずけもそこそこに送迎バスに乗る。佐伯のU,臼杵のGファミリー,別府のN氏も一緒だ。山口のM氏にも声を掛けたが後の便で来るらしい。一足先に風呂に入りレースの疲れを癒す。パーティーまで時間があるため会場ロビーで時間を潰していると他の参加者も続々とやってきた!輪投げの景品のお菓子を小脇に抱えいざ会場へ!!受付で受け取ったチケットには『122』と書かれていた。

宇和島市長ほか大会実行委員の挨拶の後、結果発表と表彰式。地元宇和島のWhite hawkがFH、総合優勝という結果に。個人的には予想的中でした。我らがSM2は・・・2位以下とともに順位表をごらんください。乾杯の後、テーブルの食事をたいらげながら、今日のレースを振り返る・・振り返ってもたいした事はいえないが、次はもうちょっと!!

しばらくすると恒例の抽選会が始まった!!!臼杵のG夫人、佐伯のうみまるクルーIなどは真珠で自分の番号が呼ばれないたびに表情が曇っていく・・最後の真珠の頃には仲間内では僕と佐伯のIだけ残っていた。『122』番SM2の僕の名前が当然の様に呼ばれると「よっしゃーー!!」と掛け声とガッツポーズ!同時に三瓶のN氏と上品な感じの他艇の奥様?(良く聞こえなかった)が呼ばれたが、もらえるならどれでも良し!


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