ヤマハ29センターコックピット
オーナーのO氏はリタイヤ後のヨットライフ
ヨットクラブの仲間から艇を購入 ヨット三昧のばら色の日々が始まった
しかし 今の日本一番必要とされるのが高度成長期を生き抜いた元企業戦士
「一年程度で−−−」 「こしかけですから」と 乞われて再就職
ところが 物事をいい加減に出来ない世代のO氏は今日も通勤している
そんなわけで ヨットも年間数回の出艇
仲間同士のクルージングにもなかなか参加できない。
ほぼ半年振りに 「久しぶりにエンジンを掛けようといたがバッテリーがダメ」
依頼を受けて点検したスタッフが「あちこち水漏れの後がある エンジンから」
水漏れ箇所は 海水ポンプ ミキシングエルボ スタンチューブ
飛び散った海水でエンジン全体に錆び エンジンルームフロアーも錆び
エンジンを取り外し中古品と交換で見積もりエンジンを探す
しかし 当然ながらどの中古エンジンも難有りで結局オーバーホール。
シリンダーヘッドを外しライナーの点検
トップに亀裂を発見
サイドカバーを外しクランクの点検
若干の消耗は有るが使用可能
ライナー抜きのリスクを考えて再生はあきらめる
在庫のYSブロックを使用しYAの使用可能部品
で組み立てる
水漏れの原因
左上:海水ポンプ=新品ASSYに交換
右上:ミキシングエルボ=新品交換
左:スタンチューブ=PSSに交換
シャフトも交換
ミッションとクラッチはYAを使用
錆で切れたマウントゴム
錆たエンジンベットは塗装
エンジンオイルは定期的に交換
しましょうね!
右:新ピストン
クランクピンメタルも交換
シリンダーヘッドはYS
バルブ研磨して使用
組立後塗装
下塗:錆び止め
上塗:2GM純正塗料
ピカピカのYA+YSエンジン完成
据付(人力)時の重量軽減の為周辺部品は取り外す
チェーンブロックで地上からデッキへ
ブームを使って船内へ
据付完了
新シャフトとPSS
昭和46年製作のパーツリスト
供給停止になった部品も有るがまだまだ使えるYAエンジン
試運転完了そしてゴールデンウイーククルージング
楽しんでください!After 60 Yacht Life