ヨットのエンジン ヤンマー2QM−20

YAMAHA36 B 建造後約20年 シリーズの最終モデル
蒲郡で進水後 別府湾へ 前オーナーで3人目
定期的にメンテを実施 消耗部品も交換  
昨年の夏よりオイル漏れ クルージング中のヒート等の故障
これからの10年を考えて今回分解修理
上架をせずにブームを使ってエンジンを取り外し分解

20年分の錆

作業前にヤンマー部品課
でパーツリストを購入
コピーものでも¥0000円!
しかし事前の発注には必需アイテム

ヤンマーのエンジンはこれだけ錆びてもボルトは折れずに分解できる
左写真の排気マニホールドは交換後4年
右写真の排気エルボは交換後3年

シリンダーヘッドを取り外し分解修理

バルブ研磨

分解した部品

ヘッド面を研磨して組み付け

ステムシール オイル下がりを防止

オイルパンを外しピストンを抜く

ピストンとコンロットピンメタル

ピストン ピストンリング メタル シリンダーの点検
焼付けや磨耗も思いのほか少ない
オイル管理をきっちりするとエンジンは長持ちする

シリンダーを磨きピストンを組み付ける
冷却水(海水)の通路−ウオータージャケット
も掃除

排気マニホールドが詰まると冷却効率が落ちる

分解掃除してガスケットの交換

フライホイールを外しオイルシールの交換

エンジンオイル漏れの原因はこのシール

海水ポンプを分解しインペラの交換

防食亜鉛はエンジンに3個

冷却水ホースとバンドの交換

油圧パイプ(LOパイプ)交換
破損するとエンジンオイルが流失
即 焼け付き

燃料噴射ノズル
ノズルを交換すると始動性も改善
噴射圧の調整はヤンマーに依頼

錆び落としをして組み付け完了

錆び止め塗装

純正カラーで仕上げ塗装

エンジンを据付 試運転

エンジン音も軽く快調
古いエンジンでも確実に部品の調達が間に合うヤンマーのサポートに感謝!

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