Midget26 『El Cabo』

 ロマンチック フャンタスチック メルヘンチック ロングキールボート

HTBワッセナー水路で初めて出会った印象です
木靴のようなデザイン
全体に丸みを帯びたダブルエンダー
「カワイイ」がピッタリ
一歩艇に乗り込むと二度ビックリ
見た目に惑わされてはこの艇の本質はわかりませんヨ
頑丈です ボトムからデッキまでヘビーです
最近の艇と一味も二味も違う造船です
内装のアレンジは実用的でしかも雰囲気タップリ
内外に無垢の木材を多用し落ち着いたムード
褒め言葉ばかりですが 操船は意外なじゃじゃ馬さん
よくぞ こんな艇を作った!と脱帽
夢を実現したデザイナーとコンストラクターに敬意

4月初旬 大村空港経由でHTBに到着したF氏を お迎えして
早速 艇の下見をお願いする
「磨けば光りますよ」
『ほんとに?』
二言は有りません 光らせてみせますよ! キッパリ。
4月吉日 諸条件を詰めて契約完了
4月23日 別府への回航の為 回航担当の西山君 サポートの末岡氏同行 HTBに入る
JCI長崎支部にお願いした臨時検査を受け 17:00書換完了した書類を受け取る

二つの水門を開き
給油桟橋へ移動

給油と食料を搭載
オートヘルムを仮付け
20:00出航

4月26日 玄界灘で難航して関門田ノ浦に入港
疲れ果てた西山君の精神的な慰問と軽油補給に陸路を走る
4月27日 23:00 別府新若草港到着

内装リニューアルのためそれぞれの専門業者を探すが とかく船と言うと敬遠されがち
承知の上で コネを頼って無理を通す

5月8日 山口マリーナで上架
若草港に設置している クラブ所有のヨット用船台はロングキールを想定してない
日出のマリーナに回航 クレーンで上架

丸いかわいいトランサム
ラダーも充分に深い

アフトバース
←作業前
作業後→

天井内装
←作業前
作業後→

バフ掛け
木部掃除

お約束どうり ピカピカですよ

船底掃除とぺラ塗装

山口マリーナに依頼

プラスチモ ジブファーラー取付

クレーンでマストを組付

ライフラインも一部交換
安全第一です

クレーンで下架

別府へ回航
出航準備

回航準備
エンジン整備
オイル交換 清水タンク掃除 電装品点検
回航備品搭載
予備燃料 食料 搭載

回航員に厳重注意事項
『艇を汚してはナラナイ!』
無事故は当然ですね

新しい艇名ですか?

です。

5月18日 21:00出航
豊後水道を南下 一気に室戸をめざす

5月20日 オーバーナイトで室戸入港 一休み

5月23日 05:30 陸上班 別府出発 17:00 鳥羽到着
艇の入港を待つ

5月24日 09:00 オーナー福富氏は『El Cabo』に乗り込み
新しい母港 「ラグーナマリーナ」へと出航
お待たせした 初航海です
途中 西山君は艇の引継ぎやアドバイスをこなしつつ セーリング
13:00 陸上班は一足先にマリーナに到着して ハーバーマスターに面会
到着以降のことをお願いする
17:00 『ElCabo』入港 バースに繋留した

5月25日 08:30 別府帰着 ミッションは無事終了した。

回航到達率100%の西山君 ゴクロウサンでした。

『El Cabo』の ご安航をお祈りします。