みんなの夏祭り HUIS TEN BOSCH CUP YACHT RACE

第15回 HTBヨットレース
HTBカップ ミニ (ショートコース)

10:30スタート
NNE 10ノット
リミットマークサイドでは スピンスタートの一団が位置取り
スピンバトルを避けてライン上1/3リミットマーク側 ミディアムゼノアでスタート
ラフして スピン艇団の前に出る
フレッシュエアを掴んで0.5スピンホイスト 先行した1/2tonクラスに追いつく
36ft トップリグのスピンは その威力で先頭グループの一画を形成
上マーク回航 オーバーラップでルームを確保 スピンダウン→ゼノア 先行する31Sをカミからパス 34EXのシモから仕掛ける ヘルムでリーウエイが大きく なかなかバウを交わせない タックでクリーンな海面を走り 距離を稼ぐ 次のタックでは34EXのカミサイドで先行 コース東側の浅い海面をデプスカウントで際どく通過 当面のライバルは 前のハイグレース33 後の34EX 下マーク回航まで約5分 アプローチ最後のタック メンバー全員でハイクアウト 左舷近くで破壊音
デスマストの瞬間を目撃
下マーク回航 ヘッドセールでプロパーコースを走る HG33は遠く 34EXもスピンで先行してしまう 
VF9mをカミでオーバーラップ
シモ側近くに31festa
二艇間を船首 数メーターリードでフィニッシュ。
着順 五位 修正 九位 
参加75艇 完走70艇。   

『ハウステンボスに行き 帰路 五島か壱岐に立寄りませんか?』:私
《楽しそうですね! 是非 ご一緒しますよ!》:Mikiオーナー

8月19日 05:00 日の出前の若草港を出航 微風 機走で快適に姫島水道を目指す
Miki=タートル30 オーナー中村御夫婦と私
12;00 姫島南 風向W 10ノット+ 周防灘は逆汐
風の楯になる姫島 水道を過ぎる頃から波は大きくなり 当日中の関門通過を残念
姫島港に戻る。
18:00 早朝に佐伯を出港した CHE SARA=カタリナ30( 荒木オーナと西山氏のダブルハンド)
が入港 合流し「かのや食堂」で夕食
『先は長いが 楽しく 安全に行きましょうね』:西山氏
一日の疲れを癒す生ビールの一杯と この店お勧めの 車えび定食はかなり評判が良い!

8月20日 05:00 ラインを解いて先行 しかし 舫いを解いたC/Sのエンジンが始動しない
横付けして再度接岸 3GMFはエア抜きバルブの10mmボルトが錆び付き 手間取る
結局06:00の出航
案の定 姫島水道からの周防灘は西風

短く不快な波長でパンチング
ストーム程度のファーリングジブでタックを繰り返す
最短距離の宇部沖は遠浅で特に走りにくく 逆汐
堪りかねて 沖だし 本船航路までタック ピッチングとヒールを繰り返す
12:00 門司 布刈入港
携帯電話を破損した西山氏はAuショップへと走る
14:00 芦屋での合流を打合せ 二艇を送り出す
サポートのS運転で山口県室津ヨットハーバーへ向かう
ひびき外洋ヨットレース終了後 ビジターバースに繋留した 我艇SMに乗艇
あたふたと 準備もそこそこに出港 サポートSに芦屋合流を指示
アビーム6ノット対地 18:00 柏原漁港アプローチで西山氏の携帯を鳴らす
なぜか 先行したはずの二艇が後方から接近 合流
「海の駅 芦屋柏原漁港」 バースに繋留
地元漁師さんが 舫いを取ってくれる
挨拶を交わし 出向予定を告げ スプリングを取る
程なく 別の漁師さんから 声が掛かる
同じ内容の話をして 一夜の宿をお借りする
ここ 柏原の漁師さんは この辺りでは珍しく親切
上陸しサポートカーで国民宿舎へ風呂をお願いするが 時間外で入浴券自販機はOFF
フロントのやさしいギャルは隣町のファミリー温泉を教えてくれた
15分走り 温泉でさっぱりした後は定番ジョイフルでいつもの生ビール
帰路途中 港近くのコンビニで明日の食料を調達 早々とバースに転がる。 

3GMF 腐食したボルト 点検整備は確実に!

門司 布刈泊地 一時繋留は可能
CHE SARA 関門通過 芦屋 柏原漁港 水深は充分


8月21日 06:00 出港 今日の目的地は平戸
二艇は押し寄せるうねりの中を沖だしして筑前大島を迂回のコース
我艇は 予てより興味の危険ポイント 多数のヨットが座礁した 鍾崎と地ノ島の水道を見てみようと
波津白瀬と本土の間を通過 水道が見渡せるポイントで変針 倉良瀬戸の荒れ具合は厳しく大島迂回
大島北端 島近くは潮流が早くログは延びない
博多湾沖でもウネリは大きく ローリングで体力は消耗
呼子入港も考慮したが 翌日の航程に影響がでる
二艇は加部島と小川島間の岩礁地帯の本船航路にアプローチ
私はさらに沖側 小川島と加唐島間の航路にチャレンジ
小川島北端の岩礁に打ちあがるウネリの中に 湧き上がる白青色の波頭を左舷近くに眺めて水道通過
波戸崎から壱岐水道に入る
17:00 逆汐の平戸瀬戸を喘ぎながら進み 平戸ポンツーンに接舷
結局 11時間 揉まれっ放し
ホテルの温泉に入り やっと 一日は終わる。


筑前大島 北端灯台

平戸ポンツーン 西山氏
三艇の遠征フリート SAILORS MOON=YAMAHA36B
芦屋出港後 きついウネリ Miki 玄界灘 アビーム 対地6ノット SM

8月22日 6:30 平戸出航
針生瀬戸の南東流には充分な余裕時間
午前中にはHTBヨットハーバーに到着予定
ところが 北九十九島を過ぎた頃からMikiが遅れだした
C/Sの西山氏からの電話で Mikiのぺラに海草?
神崎(本土最西端)西海面でMikiを待つ
荒れたオープンウォーターでダイブは事故の元
対地3ノットで佐世保湾口へ のろのろと進む
雨の針生瀬戸を汐に乗って一気に通過 大村湾に入る
13:00 HTB入港
Aバースに繋留 早速 ウエットスーツでダイブ
Mikiのぺラはホンダワラで団子状態
《こんな時は どうするの?》:Miki
『即 もぐる!』:私
《ム!む?−−−》:Miki
とにかく 無事に到着 良かった ヨカツタ


SM 平戸大橋 C/S&Miki 平戸大橋
九十九島 高島沖 雨 巡視艇が近付いて
弁天島通過 SM 針生瀬戸通過 大村湾に入る
HTB Aバース Miki  頑張ったゾ! 荒れた海面では 避けられない トラブル
SM 雨天ナビゲーション C-map+レーダー ST2000の雨対策 合羽のズボン 大正解!


HTBレースの楽しみの一つはそのロケーション
西日本随一の滞在型テーマパーク
「ホテル アムステルダム」のテラスカフェも
一人ではむしろ寂しい
雨宿りで立ち寄り ロビーでテレビ鑑賞
星野ジャパン まさかの敗戦 それは残念!
しかし 兵を語らない 闘将星野 
これは 学ばなければ−−−。

C/Sチーム

ギャル+上杉君

浜チャン オーナー

西山さん

西山氏

8月23日 17:00 開会式に引き続き艇長会議
毎年の事だが このレース運営の手際のよさに感嘆する
今年 帆走指示書に追加された項目
11 スタート
  略
  11 4 スタート信号前の2分間に、艇体、乗員又は装備のいずれかが
       スタートラインのコースサイドに 
       ある場合には、レース委員会はV旗を掲揚する。
       すべての艇が完全にプレスタートサイドに帆走するまでV旗を掲揚される。
       但し、スタート信号後は掲揚されない

ビッグフリート(ショートコース75艇)のスタートラインは必然的に長く 本部艇からは全ての艇が
確認できにくい したがって リコール及びゼネラルリコールを回避する補助に充分有効な手段


HTBヨットクラブ クラブハウス前
参加合計 151艇
参加人数 800人以上

おなじみ
ノースセールのブース
関東関西 両ロフトから
出張です
売れ行きは好調

18:30 お待ちかね オープニングパーティー開始
毎年メニューの異なるアトラクションを目当てに 各地からのヨットマンが集合
立食スタイルで椅子は持ち込み
ハイネッケンの生で最初の乾杯
回を重ねて参加すると仲間の輪も広がる
お世話になった 本渡のメンバーや 出港を見送ってくれた谷川のヨット乗り
滞在先でお世話になった博多の先輩と 乾杯が続く

「RAIKA U」
日高オーナー
九州周航のオーソリティー

中津ヨットクラブ所属の菅原君
肋骨3本骨折も
ベルト固定で根性の参加


美女のベリーダンスが始まる
即 ステージ前に集合する
ヨットフリーク

いわゆる カブリツキ
スキデスよ!

ちなみに撮影は
二宮君

フィナーレの花火
浮かび上がるマストの影
夏の終わりのHTBは
『みんなの夏祭り!』 


ライトアップされた帆船
ロマンティックな夜景はAバース隣
C/Sのデッキでは ひっきりなしに
訪れる ヨットマンで乾杯の歓声が
未明まで続いたとか。