マリーナ前からバスで東萩駅に
駅前のレンタサイクルでデポジット300円/2時間分支払う
橋を渡った角のレストランで少なめのランチと生ビール
旅先で飲む昼間のビール 一人旅ならではの楽しみ。
川沿いに繋留した漁船を眺めながらペダルを漕ぐと河口の港
離島航路のフェリー乗り場は夏の賑わい。

河口対岸には 名残の灯台
 


城跡の指月山を目指しビーチの遊歩道を進む


昼下がりの城下町は旅人も少なく静かな一時

 
武家屋敷跡の石垣 素顔の萩
アスファルトの照り返しが潮焼けした腕に痛い


城跡の掘割で出会う 時色の時間

萩の旅館は立寄り湯も充実
ウエルサンピアで500円


ロビーからは萩の海を独り占め



回航の垢を流し村田氏の待つ艇に戻る
瑞穂町に住む彼はJRを乗り継いでレースに参加
気心の知れたクラブメンバーで『みずほ』(YAMAHA30−CRS)を
別府に舫う。
『SACHII』メンバーと前夜祭に参加
行政関与のレース特有の重い雰囲気は無い
むしろクラブカラーと手作感の楽しいイベント
しかし 前週の台風の影響で参加艇は前年を下回る

今年も逢えた浴衣美人

『みずほ』オーナー


 
おなじみヒゲのレース委員長

ホストクラブ
萩ヨットクラブ会長


コクの有る地ビールをしこたま飲み込んでバースに戻る
明日に備え軽量化作業中のHオーナーに協力ビールを減らす。

陸路メンバーは未明に到着 分散して仮眠
早めに『ジョイフル』モーニング+ミーティング
メンバー紹介とポジション確認
バウマン=岩尾 二宮
ハリヤード=内田
トリム=岩尾 菅原
ヘルム=村田
サポート=松原
松原氏は風邪気味で自艇での参加はキャンセル 
(楽しめるように 楽しむ それがヨットライフ)



楽しめるヨットライフには体力も重要な要素
次第に低下する体力に 焦りを感じる
『来年は萩レースと日本海クルージング!』と決めて艇の整備にかかる
2006年10月 ラグーン44を購入した前オーナーから譲り受けた
ヤマハ36−Bは旧来より整備を担当し知り尽くした艇
これからの10年の為に エンジン分解修理 計器配線交換修理
キール表面加工 マスト塗装 ハリヤード&シート交換 スルハル+バルブ交換
リギン&チェーンプレートチェック等々 とりあえずのリニューアル
外装木部はテストを兼ねて使用材料を使い分ける
ティラー=エポキシ加工+ニス
ハンドレール=浸透タイプエポキシ加工+ニス
スライドハッチ木部=ニス
耐久性と劣化速度 費用と作業時間の比較が可能。

 
台風の接近で『長門ヨットフェスタ』が中止
鹿児島のメジャーレースも中止
主催者のレスポンスは早く回航前に連絡が入り日程に余裕が出来る
7月20日 6時の出航予定 視界の回復を待つ
7時 視界は1海里未満 レーダーを焚いて出航


 
2海里レンジ視界1海里

GPS+レーダーワッチ




空港沖視界1海里

デッキニス作業


17時関門航路ブイ

19時田ノ浦漁港入港


田ノ浦漁港 ヨットに横付け 宿をお借りする
北九州市管理の繋留場所
『台風でも安心 一番の避難場所』と地元漁師さん
しかし 岸壁上部まで最干潮10mの落差



7月21日 視界は回復しない 関門橋上部は見えない
転流で関門海峡に入り下関側を航行
イルカのショウを ただ見しながら通過
彦島前で突然豪雨 視界は無くなる
レーダーとCマップで乗り切る
視界回復までのスリリングな一時間
人の目(老眼です)よりも電子の目ですか?
南風泊過ぎて濁った海面でパシャパシャと泳ぐ音
小さな三角の背びれが群れている
イルカの子供?と見ていると艇の近くに寄って来る
カナヅチ型の頭のサメ!
しかも まさに 見える限り 軍団で マサカ!!
(後日福岡の海水浴場にも出没したとかニュースで)
コワイゾ!。

15時 角島に接近
角島大橋下はくぐれそうも無い(マストヘッドまで16m)
急がば回れ 遠回りでも時間の余裕はある
15時30分 回航仲間のNからの電話の最中
鈍い衝撃でエンジンの回転が落ちる
角島灯台沖1,2海里


セールダウン
エンジンを止める
スターンからロープ20m
流す
サメが怖いが一気に潜る
一発勝負で巨大なビニールを
引きはずす。


『あー怖かった!』本音ですよ!
コックピットでシャワーを浴びてビールを一気に流し込んだ。

18時30分 夕暮れの長門市湊漁港に入港
貸切の防波堤に舫う
買出しのため市内に散歩 ついでにジョイフルで定食と生ビール
一人で お疲れさん!の乾杯も何故か楽しい
21時の天気予報をキャビンで聞きながら眠りに落ちる
静かな山陰の漁港は旅人に優しい。

7月22日 7時出航
艇速を落として青海島を回る


空は低くすっきりしないが とりあえず雨はなさそうだ
流れ藻が多くワッチの気が抜けない

9時30分 青海島を過ぎたあたりでヨットとスライドする
木造ぽいハルの雰囲気のある小型船外機艇
潮っぽい三人組がニコニコと手を振り過ぎ去る。



10時30分 萩ヨットハーバー到着
繋留完了
さーてと 街に出よう 萩美人に出会えるかもーーー.



萩ヨットレース 開会式とスキッパーミーティング
メンバーのモチベーションも高まる
『セーラーズ ムーン』には所謂クルーは居ない
メンバーはそれぞれキャリアを持ち又は艇のオーナーなのだ
寄せ集め世帯と言われれば それまでだか
メンバーは責任と自覚 自信を持ち ベストを尽くし艇を走らせる
フェアで平等なヨットマンの集合体 それが持ち味のチーム
そうして 協力して艇を走らせることで連帯感も生まれてくる
だから 遠征もレースも楽しい 飲むのも楽しい
そんな 仲間と帆走る自分自身楽しく感謝する。

出航し海水浴場前のスタート/フィニッシュラインまでポジションの
確認とトレーニング セールセット
微風想定のライトゼノア
バウマンはライトスピンのパッキング
コックピットクルーはタックトレーニングで艇に慣れる
『ガンバロウな!結果は後からついてくるぞ!』

微風の中 レーサークラスがスタートする




『大海言』=ヤマハフェスタ31 スピンスタート



スタートポジションはフレッシュエアの上狙い
重い船体の微風レースはつらい
集中して艇を走らす
コース&トリムに集中 風をひろう
ヘルムは村田氏に渡す
目の前にレーサークラスの31Sが漂っている
タッキングで追いつき次のミーティングで前に出る
こんな レース中でもデッキでは 笑いが絶えない
上マークの島を回り後続を離す
前には 『WINN』=スイング28 のみ 速い!
フィニッシュライン手前で『ドラゴンフライ』=トリマラン27
に追い越されてしまう
着順3位でゴール
メンバーから静かな雄叫びも聞こえる
『ヨッシャー!』



クルーザークラス2位

レーサークラス優勝


楽しかった萩ヨットレース2007の幸運の女神はこの女性



前夜祭でTシャツを交換 レース中のデッキで彼女の香りが
癒し効果を発揮したとか ほほっ−−−



次の『ハウステンボスヨットレース』でも
このTシャツでガンバルゾ〜。

萩ヨットレーススタッフの皆さん お世話になりました!
『SM』メンバーのみんな アリガトウ!



《後日談》
帰宅後 Tシャツを見た娘『時色の時って何?』
私 『そりゃー おまえ あの時 このとき 其の時よ』


閉会式後の遅い昼飯は『萩シーマート』の海鮮どんぶり
乾杯の生ビールは特別の味 みんなに感謝!



遅い梅雨明け やっと本格的な夏がやって来た
とたんの猛暑で線路上には陽炎が立っている。
レース後の回航もそれなりに楽しめる
今回は萩に先発した二宮氏がシングルで出航
追いかける私が角島で合流しダブルで別府まで回航のプラン
7月28日 13時 JR山陰線豊浦駅で下車


真夏の昼下がり
豊浦駅舎近くの路上は
熱気の中に静まり返る



静かなホームに立つと
一人旅の気楽さに開放される



車窓から見る日本海
下車して泳ぎたくなる風景が
広がる



14時45分 滝部駅下車
駅前のタクシーで角島へ




漁港から角島大橋

対岸のリゾートホテル




日陰を求めて海産物のお土産やさんに軒先をお借りする
『和田水産』の大将は 気さくで愉快な海の男
土産に買った加工品は確かに美味しかった
ピカピカのバイクを借りてビールの調達
途中 角島灯台付近に艇を視認
16時 合流 ぺラの掃除をしてすぐに出航
18時30分 日没後の室津ポンツーンに舫う。



7月29日 関門海峡の潮汐にあわせて未明の出航
レーダー GPS Cmap 測深計 四個の目


真夏のデッキ上に逃げ場は無い
じりじりと体温は上昇 オーニングを広げる
舵は昨日以来交代で手引きする
ST2000+の防水性は弱い
念のためにプラスティックボディーの接合部をガムテープで
貼り付け ボタンもポリ袋でカバーしたが どうやらプッシュロット
からの浸水のようだ
帰港後調べてみると基盤のショート 部品交換で¥30000
9時40分 同一進路の艇と接近して挨拶
姫島での合流を打ち合わせる



関東から沖縄クルージングの帰路 ヨット仲間のダブルハンド



フェリー乗り場前の『かのや』
セーラーに人気のお店
そのワケですか?
行って見ればすぐ解るアルヨ

漁協事務所に挨拶して
繋留のお願いをする


いつか どこかの海でお会いしましょう!


19時 落日の別府湾
長く楽しいクルージングの終わり




7月30日 恒例の別府花火大会
クラブメンバーと家族 仲間が集う
楽しい夏の一夜は賑わう



さあ 次は『ハウステンボスヨットレース』
ヨット好きも そうでない人も テンボスは楽しめるゾ!

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