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魅惑のウッドンボート  岡崎造船ヨール

例年よりかなり遅れた梅雨明けを待って 鹿児島からの回航
久しぶりの木造艇です
かねてより下見を兼ねて10回の鹿児島往復
初めてこの艇に会ったときの印象に魅せられて
オーナーからお預かりすることになった
岡崎造船建造24フィートヨール
エンジンはヤンマー1GM−10

7月25日 4トンユニックレンタカーで佐伯を出発
国道10号を南下 延岡での夕食は西山氏お勧めの『おぐら』の
チキン南蛮定食 当然生ビール付を先に彼が注文
この先の長い道中は私がドライブ
26日午前3時鹿児島KMSマリーナ到着 仮眠
朝食は定番のジョイフルでモーニング
食料 燃料の買出し 

マリーナに挨拶 下架依頼

スムーズなクレーン作業

オペレーターとスタッフ
ぴったりのチームワーク

無事着水
船内の整理
備品の搭載
セールセット

ヘッドセールのセット
ファーラーのホイルがトップで変形
ファーラー使用を残念

GPSはハンディー
直進性が良いので
オートパイロット無し 

下架後のエンジンチェックで
LOパイプの不安を西山氏に
引き継ぐ
『ピーと鳴ったら即停止』

今日の航程は山川港まで

出航を見送り トラックに船台を積み込んで九州道を走る
18 時 日出港近くに開業した山口マリーナに到着
回航後の陸置保管の為に船台を設置
艇の無事を安じつつ 翌日からの萩行き準備にかかる。

27日10時 大隈通過のレポートと同時にエンジントラブルの報告
心配していたLOパイプの折損 警報音でエンジンを停止
セーリングで対地6ノット 北上中とのこと。
萩行きを延期して ミーティング地点を宮崎県油津に予定
部品を調達して 復も10号線を南下
ナビゲーターに末岡氏をお願いし 夏の日向路をひた走る
艇は大隈半島の大泊通過後 ほぼ無風で対地わずか1ノット
合流地点を志布志湾内之浦に変更
陸上班は20時到着
艇の位置は内之浦南南東11海里 艇速1ノット
このままでの入港は不可能に近い 元論ヨットだから風さえ吹けば
帆走では理論的に可能なのだが−−−
末岡氏と協議の結果『瀬里奈』さんに曳航船を相談
若い店主さんの好意で地元漁師さんに曳航をお願いして同乗
1時間半後 艇を発見 合流
乗り移って部品交換 オイル補給
エンジン始動後内之浦入港を指示して 再び漁船に同乗 港に戻る
それにしても 視界の良くない夜の海上で計器のみで小型ヨットを
ぴたりと見つける船頭さんの腕前は感服する
内之浦の皆さんに感謝は尽きない
『瀬里奈』店主さんの 『旅のヨットがこまっちょる!』の一言でたくさんの
皆さんが動く 地域の力と助け合いの気持ちには ただ感謝!

28日 未明に内之浦を出航した艇は とりあえず佐伯市蒲江に入港
マリンカルチャーセンターに舫う。
31日 19時蒲江出航
佐伯市 風無漁港入港
ここから先はスキッパー交代

8月1日 JRで風無漁港に到着 

食料飲料工具を積み込んで
出港準備

11時30分
ミズンのみで出航

12時30分
カマト崎

13時10分
保戸島沖
岩場の水路を通過

狭い水路の通過
水深は8m

保戸島からは
もろ逆潮 艇速2ノット
津久見湾に大きく迂回
14時30分無垢島通過

15時20分
『フェリー大分』が進路を
変更して通過

実は先日乗船
ピカピカの新造船
エレベーターも装備
ロビーのコーヒーも美味しい

16時佐賀関半島

半島近くの潮流を利用して
通過

精錬所近くの漁港に接岸
燃料補給と食事

『こうばいかい』は地元スーパー
食材は揃う

ちゃんぽん&餃子
オーダーをお願いして
ガソリンスタンドへ
経由20リットル

コンビにも近い
補給や潮待ちには便利

岸壁横付けでも水深はOK
地元漁師さんは親切

17時30分佐賀関出航
18時50分国東半島の
彼方へ落日

別府はまだ遠い
ナイトに備えて灯火チェック

21時40分
別府新若草港ポンツーン到着

長く暑い一日も無事終わる

到着早々の台風
近隣の港から避難のラッシュ

ロープの切断でのダメージ
艇もオーナーもつらい

リスクを避けて台風前に上架
とりあえず 一安心


貴重 希少な木造艇
当時の船大工が持てる技を注いだこの艇には文化財的な雰囲気さえ漂う
まさに海の貴婦人 別府湾デビューも近い!



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風無港出航前にオイル補給
オルタネーターのベルトは
切れる寸前 調整はしてみたが
津久見湾でついに切れてしまった
バッテリーの状態が心配
節電の為に点灯は遅らせる