8月10日 20:00 『豊海の駅』接岸

営業終了後で食事と風呂は残念する
大長港フェリー乗場前の食堂で遅い夕食
島の住人に混じって楽しい乾杯
店のマスターはハーレーライダー
参加メンバーとの話題に事欠かない

私の 煮魚定食は 大当たり!
これだから 島の食堂は コタエラレナイんですよ
活きが良くって しかも 安い!

8月11日 06:00
静かで 揺れないポンツーンは有りがたい
スッキリ目覚めで出航
岡村島の北を通過し大三島西岸から来島航路に出る
宮窪瀬戸から船折瀬戸に入り伯方島東で燧灘にでた

コックピットでリッチな朝食を摂り
ワッチを組みながら ひたすら凪の瀬戸内海を走る
天草からのメンバーは頼れる 強力な助っ人
もちろん アルコールの消費も多い

13:00 備讃瀬戸に入る
今回は珍しく(SMとしては)
回航の達人 西山氏も同行
コースはもっぱら彼まかせ
ま〜楽ですナ

瀬戸内回航は汐に乗ることがポイント
台風の針路も気にかかる
『避難は高松よりも草壁がベターだよ』
西山氏の提案で高松沖を通過 小豆島西端 地蔵埼から内海湾に入る

19:40 草壁港ビジターポンツーンに係留
もちろん 有料\2100/日
料金の徴収は桟橋前の『さんばし食堂』
閉店前の食堂に飛び込んで あり合わせの夕食
もちろん 生ビールは欠かせない

明日04:00の出航を打合せてバースに転がる

8月12日 04:00
未だ暗い草壁桟橋を出航 オールハンドでワッチ
半島から吹き降ろす南西のブローはキツイ
『二十四の瞳 映画村』の沖 航路ブイを通過
『止めましょう 日程の余裕は有るし 無理する事は無い 戻ります!』:私
即 タックして 桟橋への針路に舵を引く
『ギリギリの選択だったね!』:西山氏
全て結果次第 事故った後では どんな言い訳も 通用しない
艇の上での 一瞬の判断ミスは 命のやりとり
ほんとうは 怖いんですよ(笑)

と言うことで そうと決まったら遊びです

タクシーに乗って土庄へ
美島自動車でレンタカーを借りて
小豆島観光へ
ドライバーは四国にメッポウ強い西山氏が買って出た
と言うよりも 僕らは免許持ってないし 
男四人のドライブなんて シラフでは ちょっとネ

定番 世界一短い運河/ギネス
大阪城築城石
聖地と成りつつある感の有る 岡崎造船所 見学
こんな工場見学をキラキラ瞳で熱心に見入るのは熟年セーラーの特徴ですネ
職人さんの丁寧な作業に 時間を忘れます
『いつかは岡崎』 これは実現したい夢ですね

造船所前の専用スペースには
新旧 大小の名艇が並んでいます
他のハーバーには無い雰囲気です

寒霞渓のスナップ
左端=天草ヨットクラブのH氏が今夜の主役に成るとは
この時 誰も予想しません
『二十四の瞳』の舞台になった田浦分校
ここも 夏休みの観光客で いっぱい
特産の醤油工場を見学

『二十四の瞳映画村』
フェロモン溢れる?H氏と
ギャル3人組の笑顔を
羨ましく見ていたのは私だけでは
アリマセンからね。

軽四レンタカー ¥5OOO/日
タクシー 草壁〜土庄 ¥4000
バス   土庄〜草壁 ¥570

魅力 いっぱいの小豆島観光の後は 『S食堂』
生ビールで乾杯の最中に女将さんは外出して 給仕は 妹さん
独身である(強調しておくが−−−)
静かな港町の夕刻  身の上話に花が咲いた
私:『失礼ながら お年は?』
妹嬢:『00年よ』
私:『同級生ですよ! 隣席の西山氏も同じですわ!お若いですね!』
妹嬢:『いやいや それは違う 隣の人は七歳位年上 私には解る↑』
西山氏:『OH!NO↑』
−−−と 話が弾むが なにやらH氏の表情が微妙にオカシイぞ
夜中の出航時間を打合せて ビールを飲み干し〆る
台風が日本海に駆け抜けた影響で蒸し暑い
デッキに転がるH氏とMクルーの会話
H:『あ〜ヤバカッタよ! あの目付き ゾクッとしたよ↓』
M:『アハハハハ やはり そうだったか!』
皆:『やはり フェロモンと人徳やね 期待に答えないとね(大笑)』
M:『Hさんは 昔 それがバレて 座敷牢時代があったよね』
皆:『フェロモン効果よな(笑) バレた人と呼ぼうぜ(爆笑)』

何故か 寝苦しく 01:00に目覚める
デッキで眠る H&M 起こさぬように出航作業を始めた


8月13日 01:30 草壁出航
『鳴門の転流に 苦しいかも 』/西山ナビゲーター
3400/rpmにヤンマー2QMは悲鳴を上げて 対地5.5ノット
小鳴門海峡 通過の選択もあったが 自信が無い

0530 鳴門海峡通過 紀伊水道を南下
吉野川河口の砂洲を迂回  徳島港の航路ブイに針路
左舷に関西方面からの回航艇を確認
流石に新型艇は機走も早い
前方を通過して 徳島港防波堤へショートカットコース
『あの艇の後を走れば 最短コースで早いゾ』
『ヤバイから 航路ブイコースで安全に行こうよ』
そんな会話の最中に 例の艇が止まった
『座礁したゾ!』
『救助に行きたい(ヨットマンとしては)But 皆を危険には
出来ない(オーナーとして) 』
−−−マジかよ〜↑−−− =皆の声

SMが防波堤先端の灯台に到着した頃 やっと その艇が離礁
『う〜む 彼らは 慣れている』 と 感心安心

08:00 徳島ケンチョピア到着
ACC/阿波クルージングクラブの奥原さんが迎えて下さった
特別に調達していただいたポンツーンに係留

左写真=県庁前
右写真=対岸バース

ACCメンバーさんのポンツーンを特別提供

徳島到着で 西山氏は帰路につく
メンバーの交代です
別府から徳島遠征は結構な距離と時間
SMの遠征スタイルは 往路 レース 帰路に分かれる
HTBや長門 萩 のレースと同じで それぞれのメンバーがチョイスして参加
夕刻 SMの]と信二君 BOYCメンバーの二宮君が到着
別便で 谷川夫妻も到着
奥原氏の案内でTYC/徳島ヨットクラブ クラブハウスでエントリー

沖州マリンターミナルが
クラブハウス
エアコンの効いたマリンホール

でスキッパーミーティング
ビッグフリートのレースでは 前夜祭前のミーティング

TYC前のバースは参加艇で埋まる
係留スペースもTYCの管理

前夜祭はTYCメンバーの手作り
ホストクラブメンバーが分担してのイベント
組織の力ですね 数ではありません

前夜祭のクライマックス 
阿波踊りのデモンストレーション
貸切バスで《連》の乗り込みです

子供を先頭に
鳥追い姿の女衆

続いて男衆(女性も参加)

三味線の女衆

しんがり 鳴り物 男衆

連=グループのシステム

連のリード役=鐘打

鳥追笠姿の女衆が『よっとせ よっとせ』と声を合わせて 迫ってくると 
流石に圧倒されてしまいました 迫力です

連の演舞の後は 阿波踊り講習会
《踊りゃな損そん》は実感です

前夜祭の後 奥原氏の案内で市内演舞場の見物
阿波踊りの期間 市内の交通規制き徹底しています
郊外の拠点からシャトルバスが頻繁に運行
年に一度のイベントに 徳島は熱気の坩堝
汗だくになって 市街各所の演舞場を見物
NHKでは伝わらない生の魅力は文字に出来がたい!
その一部を写真で お届けします

8月14日 奥原氏提供の宿舎を出発
いちよう レースモードに入る
とりあえず 回航備品と余分な荷物はポンツーンに降ろして
レース前の ヨットパレードに参加する
ケンチョピアから徳島港出口までエントリーナンバー順にパレード
観覧艇の観光船前を通過
私と谷川氏の]さんは観覧艇からエールを届ける

昨日から参加艇を偵察
始めて見る 新型レーサーが多い
進化する世界に オールドフアッションのSMも混じりこむ
『とりあえず走るけれど 無理は出来ない 本部艇側(上)のレーサーの後から行きますよ』
本部艇の周囲には レーサーグループが群がる
風は弱い
準備信号の前に 次々と接触 本部艇はサンドイッチ状態
ラインに突っ込みたくなる衝動を抑えて(やはり 行きたくなる ものですよ 血が騒ぐというか−−−)
少し後方海面で転回
ゼネリコのホーンが鳴り響く
『ワオー すごかったね 42ft艇なんて わだとシモから押し込みに行ったヨ!』

2度目の準備信号が上がった
またもや ダンゴのオシクラ饅頭で ゼネリコ2回目
意地と意地がぶつかって 阿波踊りの熱気も加勢する
『ワオー さすが関西 おもしろかったネ↑』

3度目のホーンで オールクリアー (ビッグフリートの一斉スタートでリコールは見えない)
後ろスタートの不利は承知の上 ヘッドのエリアも小さめ
吉野川河口沖浮標を回り 北上 鳴門海峡手前のカミマークへアプローチ
YRとスクラッチを楽しむ マーク回航でゼネカーを開く
もう少し 風が欲しい
ゼネカーソックスを閉じて ライトをホイスト YRと距離を開く
『おや〜 コース短縮してるゾ!』 ヘルムの谷川氏
吉野川河口沖浮標でフィニッシュして沖だしでスピンダウン
第37回阿波踊りヨットレースを終えた
室津から参加の【悟空】は とっくにフィニッシュ 流石ですね
お疲れさんのビールが旨い。

いよいよ 18:00から ヨット連だ
その前に 腹ごしらえして置く
名物 行列の出来る店 徳島ラーメン

店舗 内外で100人の行列
大盛を たいらげる

18:50 指定の集合場所に 揃いのハッピが集まる
『ヨットせ〜↑ ヨットせ〜↑ 大きな声で! ヨットせ〜!』
19:05 ヨット連 演舞開始
新川町公園までの演舞場を『 ヨットせ〜! 』と 思いっきり 体を動かし 汗を流す
公園の特設写真場で参加者全員の記念写真
ヨット連の演舞は まだまだ続くが シニアヨットマンの下半身はガクガク
200%の充実感で 連を抜けた。 

8月15日 06:00 起床 晴天のすがすがしい空気
朝食を終え 宿舎の 長楽園ホテル前に集合
解散して それぞれの帰路に着く

SMは 私と二宮君のダブルハンドで別府への帰路に乗り出す
08:00 お世話になったケンチョピアを出航
転流後の鳴門海峡は 難所と呼ぶに充分過ぎる 渦潮
『転流 10分が勝負』と地元ヨットマン
ティラーに掛かる衝撃で 言葉が出ない
初めて通過する二宮君はシヤッターを押している

17:00 県営ヨットハーバー西の漁港で給油して ヨットハーバーに
入港 陸上班と合流 フィートウエットさんに挨拶
入浴と食事 一杯の生ビールで バースも心地よい 

高松ヨットハーバー ビジターバース

港入り口からの波が きついね

陸置 レーサー

ディンギー置き場

放置艇もかなり有りそうだ

8月16日 06:00 高松出航
来島海峡の転流まで 余裕がある
与島北で 瀬戸大橋を通過 本島と牛島の水路を抜けて 広島の海岸線を
眺めながら 静かで 暑い 燧灘を帆走る(機走です)
13:30 伯方島に上陸 昼食は『伯方塩ラーメン』 
氷と少しの食料を調達し出航
流れの止まった 船折瀬戸の青々とした水路を抜ける

眠れるんですよ

大三島南を通過 
薄暮の大崎下島Or 日暮れ後の三津浜
記憶の蓄積とCmap&レーダーで三津浜に決定
菊間北で本船航路を横断 北条沖を通過 高浜瀬戸へ
松山外港防波堤灯台を確認 内港フェリー乗場近くで減速して
21:00 三津浜漁港奥の漁船に舫いを結ぶ

8月17日 05:00 漁船のエンジン始動で飛び起きる
漁師さんに挨拶し 慌しく出航

遠い石鎚の山並みに
回航 最終日の日が昇る

凪の周防灘を南下

オーナーズチェアでワッチ

遠く 夏雲の下に
高崎山が霞む
別府は もう 近い

ロングワッチ
ご苦労さん

仲間との旅は
楽しいね!

ヨットを始めて間もない頃
舵紙の記事で知ったヨット連

長年の夢を実現出来た
メンバーに感謝します

ACCの皆様に
深く感謝いたします

ありがとう ございます

いつか自艇で
クルージング

頼れるCmap

2010 夏 クルージング 阿波踊り