2009 サマークルージング その弐 上五島有川〜HTB

今年の夏は
確かに異常気象の前兆では?
夏らしく晴れ上がった日は少なく 雨や曇りの日数が多い
前線も北上しきれない
気象庁は梅雨明けを宣言したが 夏の無い夏
晴れた日は異常に蒸し暑い

8月5日 室津遠征から帰港して2日
回航中 エンジン排気煙が増えてきたのと出力不足を感じていた
ミキシングエルボを交換する
エンジンオイル Vベルト ギヤーオイルも交換
8月6日 デッキ木部の補修
古いニスを剥ぎ落としエポキシ加工
8月13日 上架 キール下部の掃除と錆止め 船底塗装
プロペラも塗装

HTBに同行予定の「ランスロット」も別府で上架
船底塗装とストラッドのブッシュ交換 エンジンとギヤーオイルの交換
ハルの汚れ落し
逃げたくなるような暑さの中 オーナーの西山氏はダウン寸前
頑張りました
夜は中国語研究会のテーブルをヨット仲間四人で囲む
「疲れた!」

8月22日 テークルでマスト上り
ハリヤードリストレーナーの取付
8月23日 セール積み込み 回航用品 工具 部品 食料 燃料
清水は400リットル フルタンク
現地集合のメンバー間の連絡をお願いして
準備完了です

8月24日 05:00 出航
「タキオン」オーナーのSOLO
「SM」 私と同行するのは「ラミジ」オーナーの末岡氏
二艇は同時に出航
「ランスロット」は少し遅れて追いかける
艇速を落とし追いつくのを待つ
国東沖で「ランス」を視認 安心して先行
11:30 姫島水道
今日の航程はほとんど逆汐
効率的な航海では無いが日程上止むを得ない
1GMの「ランス」にはキツイ一日
18:00 東流4ノットの田ノ浦に入港
「さいわい」に舫う
「タキオン」も同時入港
19:30 「ランス」入港
21:00 転流を待って布刈に移動
他の二艇は明日の転流で関門を通過とのこと
デッキで水浴びしてバースに転がる

8月25日 07:00 九時の転流を待たずに出航
《タキオンは足が速いから 直ぐに追いつくよね》
−−−と 二人で話しながら 逆汐の海峡を抜ける
09:00 若松外港 海峡通過に二時間
西山氏から連絡
西山:今何処
私:若松沖 出航した?
西山:今 玄海沖

−−−−−−−

なんと!昨夜のうちに出航 夜走りしたらしい
一声掛ければ 良いのに うーむ 
ま〜いいとこ 呼子泊まりか。
10:00 「タキオン」から連絡
AS氏:今何処ですか?
私:芦屋沖です 今何処ですか?
AS氏:大島前ですよハハハ
−−−−−−−

04:00頃 出航したらしい
それにしても 皆さん一声くらい掛けてもね
と 思いつつ

11:00 倉良瀬戸通過
私:大島で昼飯には早いから先に行きますか?
末岡氏:呼子で「イカソーメン」ね

17:00 加部島が近い
AS氏:今何処ですか?
私:呼子です
AS氏:エー!呼子に入るの〜? 平戸で待ってるよ↑
私:平戸に向かいますよ↓

「SM」デッキでの二人の会話は省略したほうが良いでしょうね


19:00 壱岐の彼方に落日
風向は北東リーチング

ローリングでST2000もダウン
波高は約3m前後

私:今夜は呼子で楽勝 イカソーメンだったのに↓
末岡氏:平戸で うどんの「かめ」ですよ

−−−前向きと言うか−−−

21:00 平戸にアプローチ
水道前の広瀬が確認しにくい
北東の風で波はジョウゴの用に集まり さらに大きくなる
西水道に近付くと逆汐も重なって 艇は暴れる
平戸港と前の黒子島間に進路を取るが危険を感じる
対地2ノット エンジンフルパワーで黒子島東をやっと抜け出る

接舷した平戸ポンツーンの風下側もかなり揺れる
AS氏の迎えで舫いを取り 上陸
西山氏とクルーはキャビンで仮眠中
既に入浴した3人の勧めで 取り合えず温泉に
うどんの「かめ」の暖簾は下りている 残念!

山の上のホテルは時間切れ
坂道を降りて岬のホテルへ

係り:時間がないのですが−−−
私:船で来たけれど 汐だらけで−−−
係り:では お入り下さい

ありがたい フロントの対応
ホテルはパブリックスペース
前出のホテルとの差は歴然

22:00 西山氏行きつけの居酒屋で乾杯
風呂上りの生ビールの旨さに 長い一日の疲れを忘れる
24:00 明日の航程を打合せ艇に戻る。

,いよいよ 五島列島

ここ数年HTB参加の度に 帰路の予定には
五島列島クルージングを計画
しかし その都度 あきらめた経緯がある
今回は 往路で計画  そこで−−−
私:北海道は廻ったが 五島は未だ? 下見に行きましょう?
末岡氏:あれ以来ロングは走って無いので体も鈍った レースはダメよ
私:往復10日程度 艇の生活よOK?

私の甘い誘惑?に乗る末岡氏
一人も良いが 二人は倍楽しい 何よりも疲れが半分
と言う訳で頼れる助っ人をゲット
これも五島行きの要因。

8月26日 07:30 「タキオン」 平戸を出航 独航でHTBへ
AS氏:大村湾でトレーニングする。

o8:00 奥のポンツーンに移動する
水深は浅いが目の前にガソリンスタンドが有る
軽油の配達をお願いする
補給60リットル 五島往復に充分

09:00 「ランス」と共に舫いを解く
平戸瀬戸を通過
昨夜の時化はすっかりなりを潜めている
なぜか 気分も軽い

12:00 平戸島南端
コースは南西 微風 海面は穏やか
絶好のクルージング日和

13:00 あこがれの五島列島も近い

14:00 野案中島 北から有川湾に入る
右舷の赤い橋は空港道路

有川⇔佐世保の高速フェリー
フェリーの出てきたコースで有川港へ
有川湾の奥は養殖ブイが左右に多数設置
夜間入港は慎重なナビが要求されそう
【初めての港は明るいうちに 計画は余裕を持って】
末岡氏のナビゲーションは的確です

有川港にアプローチ
長いテトラポットの防波堤
先端の白灯台を回り込むと正面にフェリー乗り場
左奥に漁港
15:00 入港
取り合えず 漁港に入ると 魚市場手前に保安庁桟橋
《連絡船は出航しないと思うよ》
桟橋作業中の方はやさしく教えてくれる ありがたい
お礼を言って連絡船に舫い ついでに食事情報
《ターミナルに食堂があるよ ぼちぼち閉まる時間》

名物『五島うどん』は美味しい
細めの麺と甘くない出汁
お土産に持って帰りたい一品
もう一度食べたいよ

五島うどん地獄炊きうどん(付け麺)

ゴボウ天うどん

五島上陸を祝ってビンビールで乾杯
早速うどんを注文

有川フェリーターミナル
上五島の重要な交通の拠点
一階には観光案内や鯨漁の歴史館 
食堂もこの中
私:観光はバスでしょうね?
おばさん:行きは有るけど 帰りは無いよ
私:貸自転車は?
おばさん:無いけど この店 レンタカー有るよ
私:How mach?
おばさん:5000/day

五島は教会が多数点在する信仰の島
ゆったりと観光するには 佐世保からのフェリーが良い
有川を拠点にレンタカーで中通島を回り民宿で泊まる
いつか○○と来ようかな〜 

町の偵察に出掛ける
路地裏の食堂や民宿は臨時休業
残念ながら地元料理にはあやかれないようだ
スーパー「エレナ」で買出しして戻る
このフェリー乗り場の奥に使用して無い雰囲気の桟橋が
有るのに気がつき 案内所で尋ねる
私:奥の古い桟橋は 何処行きのフェリー?
ギャル:今は使ってないよ

これは ラッキー
町に近いし 引き波も小さい 
早速 移動して舫う

日没後に「ランス」からの連絡
西山氏:港の入り口を教えて?
末岡氏:テトラの灯台のーーーー

かなり経過して又電話
西山氏:何処から入港したらーーー
末岡氏:だから 灯台を左にーーーー

酔っ払いめ!見なくても解る!
大声で笑いながら「ランス」が入港して来た
メインセールを揚げたまま 桟橋へ直進する
末岡氏:メインセールを下ろせ!
慌てて回頭 クルーはよたよたとマストへ走る
「SM」の後ろ側に並んで桟橋に接舷
西山氏:飲んだ〜バーボンが一本 旨かったぞ↑
私:(バカめ!落ちてしまえ!)そうか 良かったな
西山氏:天気が良くて 海も良くて 風も良くて オール帆走
     気持ちが良いから バーボーンが旨いゾ
私:そりゃ良いわな 旨かろう(ヨッパライめ)
西山氏:飯は何処じゃ?
私:臨時休業で何もないゾ
西山氏:なんと!そりゃ許されんゾ
私+末岡氏:(アホめ)欲しけりゃスーパーで買ってやる
        地元の旨い弁当で我慢しろ

「エレナ」で買った弁当をコックピットに広げ缶ビールで乾杯
インバーターから引いた40Wの裸電球の下で
ヨッパライはさらに酔っ払う
四人でテーブルを囲むと言えばーーー
アーそうだ あれが有った
遠征の友 中国語勉強携帯セット
私:500/人 供託 成績トップの賞品
勉強となると俄然 末岡氏の世界
語学堪能な氏は他を寄せ付けないダッシュ
二人のヨッパライはまさにネギカモ
トップを狙って私も頑張る
アレ〜↑おかしいゾ 点棒が合わないゾ
計算し直しても変だぞ! 
私:西やん お前の点棒 何でそんなに多い?
西やん:アハハハハ ア〜ハハハハ
私:俺の箱から点棒を払ったやろが!
西やん:アハハハハ知らん 知らん ハハハハは

楽しい勉強会は夜半まで続いた。
供託金ですか?
それは 当然 私のポケットですよ。

8月27日 09:00 有川出航
当初五島滞在は2〜3日を予定
しかし 仕事の都合で28日には別府で作業
末岡氏の了解で滞在を切り上げてHTBへコースを引き
「ランス」とは別れる
彼らは若松島若松港を目指す
滞在切上の判断は結果 大正解とわかるのだがーーー
さて 出航前に前夜の後片付け デッキの掃除
レジ袋に片付けた弁当の空が散らかっていた
さては 朝早くカラスの仕事か?と思いつつデッキに水を流すと
ネズミが飛び出して来た
驚いた私とネズミ
奴はアフトキャビンのオープンポートから中へ飛び込んで隠れた
末岡氏と駆除の方法を相談しつつ 悩みつつ 艇はセーリングで快走
対地6ノット 北東のアビーム
平戸島南 ヒールとローリング
船酔いしたか?ネズミ君が飛び出してきた
デッキをトランサムへちょろちょろと
末岡氏が軍手で海に払う
私:あ〜良かった! でもちよっとかわいそう 溺れるな〜
末岡氏:ネズミは何キロも泳ぐ 平戸に泳ぎ着けばネズミのヒーローよ
私:(何となく 納得) ネズミが逃げ出す船は危ないカモ ビルジの点検を。

針尾瀬戸 間もなく汐止まり 順汐1ノット
大村湾に入りHTBマリーナに連絡 バースをお願いする
この一年 HTBは仕事の場でも有った
ワッセーナーから出航して回航 マリーナ繋留艇のセールス
別府からの距離を意識しないようになった
13:00 C−1バースに繋留 事務所に届ける
AS氏と合流してJR/HTB前の温泉で汐を落とし
併設のレストランで食事 
先ずは生ビールが無くては 始まらない 大ジョッキで乾杯!
旅先で落ち合った 遊び仲間との乾杯は美味しく 夜が更けて行く
ホテル ローレライは複合施設 価格もリーズナブル

ロマンチックな夜のHTBを歩く
出口へと歩くカップルは仲良く手を繋いでいる
ほほえましく 楽しい

こんな 夜景は恋人たちにプレゼントしたい
立ち止まって 一服
夜のオランダと石畳を味わえるひと時

HTBの経営不振を聞く
費用対効果も有ろうけれど
ナイトハウステンボスを開放するといかが?

艇に戻るとキャビンは二人の世界
電脳系の人間の会話は聞かないほうが安全

C−1バースの夜は更ける。

8月29日 12:00 新若草港に集合したメンバー4人の乗るランクルは大分道で先発
私とXが少し遅れて高速に乗る 時間は充分の余裕
今年の問題は参加費用
前夜祭=4000
レース=3000
合計 7000/人
昨年比2000円のUP 我らサラリーマンには痛い
ということで 今年の前夜祭はローレライ レストランで食べ放題呑み放題
しかも温泉つき に決定
佐伯クラブと「SM」メンバー合同前夜祭

呑む人も そうでない人も
存分に
明日のために。

8月30日 恒例の「ジョイフル」モーニング
当日参加のメンバーと合流
今年のメンバーは若手(?)中心で編成
シニアは私一人
早めに出航してトレーニングとホジション決め
参加艇90余艇 クラス分け無し コースも一つ 一斉スタート
ハンディキャップは有るが この海面 RやSの有利は否定できない
とにかく みんなで頑張ろう!
恒例 微風スタート 中央やや本部艇寄り(本部艇はFOXY)でスタート
オールクリアーよね?と声がして 大きな声でオールクリアー!
とかく重たい評価の「SM」ですが 微風も意外といけるんですよ
カミの38ftに「シモです」 さらに前に出る
ほぼトップ艇団
前は新艇40ft 「シモ 当たるよ」とやさしく声を掛け
トランサムを交わしてカミを走る
レースも楽しくネ
さらに「SM」のカミを31Sに抜かれる
ビールのやり取りで 和気藹々に
微風のスピンランで第一マークへ
ここは混雑 なかなか抜けられない
これ以上はプロパーコースから外れるのはまずい
ジャイブして抜け出す
後続の艇団が追いつき追い越して行く
コースが短縮された
第二マークがフィニッシュライン
ブローが届くのが少し遅かった
上りのカケッコで トリムに集中
左舷で既にレースを終えた艇がデスマスト
3分間に26艇がフィニッシュ
着順46位でレース終了
バースに戻り荷物の積み込み 出航準備
これも 恒例 ジョイフルでの打上
『お疲れさん!ゴクロウサン!』
帰路の安全をお願いして解散


16:00 既に出航した二艇を追ってバースを離れる
逆汐の針尾瀬戸に突っ込むのは 良い気持ちしないが
佐世保湾口で「タキオン」に追いつく 「ランス」は遅れる
巻いたNo3で機帆走やっと5ノット
相浦前で風速はさらに上がる
後続の「ランス」を気にしつつ 艇を進める
昨年と同じケースだが 風圧は昨年よりも小さい
夜のドジャーは飛沫て視界が悪い レーダーを焚く
末岡氏は揺れるキャビンの中C−mapとレーダーでナビゲーション
21:00平戸ポンツーン接舷 今夜も揺れる
AS氏と三人で岬の温泉で汐を流す
夜道を風に送られて港へ戻る
道すがらAS氏からレース結果を聞く 修正9位
ちょうど昨年の今頃 今の「タキオン」を入手
この一年 折に触れ 彼の努力を見てきた
不慣れなクルーと三人でレースにチャレンジする姿勢
妥協の無い艇の整備
キャリアと情熱の成果はわずか一年で今回の結果で証明される

風呂上りの一杯は港前の居酒屋
三人で乾杯しつつ「ランス」の入港を待つ
23:00 居酒屋を出たところで「ランス」の入港
奥の桟橋に舫った彼は「風と波に叩かれ 艇速1ノットに落ちたよ↓」
濡れたレインギャを脱ぎ捨てて よたよたと居酒屋に向かう
揺れるバースでは 明け方までリギンの泣き声を聞く

8月31日 朝早く室津からの二艇は出航
奥の桟橋に舫った艇も出航準備 ストーム+3ポイントリーフ
夫婦二人でタックを繰り返し水道を抜け平戸島の半島に消えて行く
10:00 燃料を補給して出航 今日は全コース北東のノボリと
覚悟を決めて 取り合えず呼子を目指す 「ランス」と「タキオン」は出航を見送る
伊万里湾の中に入り島影で風波を避けながら日比水道から北に上るコースも一考
確かに楽は出来るが 岩礁が多く点在する
リスクよりも努力とタックを繰り返す
ストーム程度のエリアのファーリングジブで機帆走 対地平均4ノットか?
昨年の失敗はHTBで清水の補給をしなかったこと
今年はバウのタンクに満タン400リットルの重さはスピードを落とすが
パンチングをほぼ消してしまうので安定した艇速 波を切り裂くように進む
玄海原発前で最後のタック 波戸崎浮標を通過 潮流は逆汐
加部島北端の向こうに 波の打ちあがる平瀬の岩礁地帯が見える
平瀬通過を考えたが 安全策で呼子港を通る水路をチョイス
平戸を後から出航した艇が平瀬方向へと通過して行く
呼子港東湾口から出航したとたん 出口の鷹島付近 予想外の波に翻弄され
波の谷間に 繰り返し落とし込む 艇は押し戻される
通過をあきらめて 湾内へと戻り始める
おっと! その時 湾内から一艇のレーサーが出てきた
これは ラッキー あの艇に付いて行けば 多分唐津に入れる
数分間 後を追いかける
あれ! バウにクルーが走って行き ヘッドセールが上がる
この 大波の中 海中に突っ込むバウでセールセットをするクルー
ヘッドセールを揚げると同時に波の尾根でタックし沖に離れて行く
無理をする事は無い あきらめて 再び湾内に戻る
15:00 湾内奥 観光船乗り場横の「どんがめ」さんに声を掛け 舫いをお願いする
上陸して 呼子大橋の袂まで ぶらぶらと約2キロの散歩 
観光旅館の立ち寄り湯は 無いとのこと 残念
さらに ぶらぶらと2キロの散歩 一日 ティラーを握り 足を踏ん張った後のストレッチ
肩や腰の引きつりも取れる
途中の「Hot Motto」で弁当をゲット
缶ビールで乾杯し弁当を食べる
ささやかな クルージングの喜び
夜半 時折り リギンが囁く。
 

9月1日 06:00 お世話になった「どんがめ」さんの
舫いを解く
朝凪を狙って 湾口を乗り切る作戦
昨日し同じコースを引き 波を乗り切る
スタボードタックで 唐津湾を大きく迂回して神集島
北から加布里港姫島西 芥屋の大戸〜西浦岬
10:30 玄海島北を通過 以外に艇速が伸びる
筑前大島が狙える
そこは やはり 玄界灘
甘く見てはいけない
イレギュラーな大波に叩かれ タックを繰り返しては
押し戻される
15:00 大島南端の風下でやっと一息
倉良瀬戸を見ると 意外と穏やかで通過する本船の
ピッチングも少ない
これなら 芦屋まで足が伸びる
大島南端から水道を横切って地の島北西端へと
航路ブイを伝って 逆汐を遡る
やはり 甘く見てはイケなかった ここは海の難所
倉良瀬手前で 艇は翻弄される
北東の風と波が全て集まり 凄まじい海況になる
タックをして大島北海面を目指すが波に押し返される
さらにロングタックでやっと海峡の影響が減少
全速のエンジン回転を戻して波津白瀬(浅い)北へ
芦屋まで6マイル 関門まで14マイル
倉良瀬戸で懲りた我々は風下の芦屋入港をあきらめ
夜間逆汐の関門をチョイス
22:30 布刈入港
コンビニでTAXを手配しR191沿いのファミリー温泉へ
23:50 すみませ〜ん 時間ですので!
残念!今夜も風呂は無い
ジョイフルで食事とビール
疲れたゾ〜!

9月2日 さすがに昨日の疲れを引きずり いつもより遅い出航
昨日の頑張りで 今日の航程は楽になる
それに 今日の周防灘はクルージング日和

予備機のTP5000に任せて
ラクラクモード

TPもSTも 水に弱い
防水にご注意!

正午過ぎ 姫島に寄航
燃料補給と食事
「姫茶屋」で定食 (お目当ての 「かのや」は定休日)
18:30 美農崎通過 別府湾に戻る

穏やかな別府湾
明るい月夜に恵まれて
21:30 ホームポート入港
10日間の航海を終える。

参加したメンバーの皆さんに感謝します
同行艇のオーナーさん ありがとう
HTB回航同行の「ラミジ」オーナー ご苦労様でした
陸上班ドライバーのMyXさんにレポートを贈ります。

排気エルボは
早めに交換
出力不足や
オーバーヒートの原因

強風で裂け千切れた
金毘羅さんの旗→